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1月15日、「成り木責め(市田柿の木打ち)」を行いました。
農業課、農業振興センターでは、地域ブランドとして推進している「市田柿」の豊作を祈願して、南信州の伝統行事である小正月の「成り木責め」(柿の木打ち)を実施しました。「成り木責め」は果実の豊作を祈願する小正月行事ですが、一風変わった面白い行事で注目を集めています。

一人が「成りそか、木切りか、成らんと切ってしまうぞ」と言って斧で柿の木を2・3度切りつけます。もう一人が「成ります。成ります。」と木の代弁をして、傷口に粥を供えます。

「成り木責め」も、戦前までは農家が普通に行ってきた伝統行事でした。 生活の多様化と共に忘れ去られようとしている「成り木責め」ですが、伝統行事を見直し、伝承することにより「市田柿」のブランド化へ繋げていきます。