12月22日に市田柿ブランド推進協議会による第10回「市田柿コンクール」が開催されました。
翌23日には、褒章授与式が行われました。
今年は、春先の温暖な気候により開花時期や成長が早く、柿が大玉となり、加えて11月の高温・多湿で乾燥に非常に苦慮する事態となり各農家の皆さんにおかれては大変ご苦労されたシーズンとなりました。
そういった中、今回のコンクールの出品は、「パック・トレーの部」「化粧箱の部」「バラの部」の3部門で合計37点の出品がありました。柿の乾燥状況、粉の具合、色上がり、しわの程度、硬さ、果肉の状態、食味などが総合的に評価され、外見だけでなく食味も確認しながら部門別に入賞者が決定されました。
【パック・トレーの部】
最優秀賞 松澤佑太郎(飯田市)
優秀賞 宮下健彦(中川村)、中島真一(飯田市)、宮沢秀利(飯島町)
優良賞 下平和幸(中川村)
【化粧箱の部】
最優秀賞 小林エリカ(豊丘村)
優秀賞 宮下寿博(高森町)、大倉晃(豊丘村)、(株)戸田屋(飯田市)
【バラの部】
最優秀賞 桐崎雄二(豊丘村)
優秀賞 矢澤邦穂(飯田市)
加工条件の悪い中、これまでの経験と高い技術力のもと、どれも品質の高い市田柿が出品されました。伝統の「市田柿」を守り続けるため、こういったコンテストを通し技術の向上が図られ、よりおいしく安全な市田柿が消費者の皆さまへお届けされることと思います。